経営者、管理職も知っておきたい、WEB集客の重要指標

経営者、管理職も知っておきたい、WEB集客の重要指標

【重要度A】必ず押さえるべき最重要指標
反響数・・・
ホームページから獲得した来場予約・カタログ請求などの件数。WEB反響を意味する英単語「コンバージョン(Conversion)」や略称の「CV」、Googleアナリティクス(アクセス分析ツール)での呼称「キーイベント」などの言葉をもちいることもある。言うまでなく、WEB集客における最重要指標の1つ。WEB来場予約が一般的になった近年は、ホームページ経由の全反響数だけでなく、全反響に占める来場予約の割合や、カタログ請求からの来場率を重視するビルダーも増えている。
さらに、検索エンジン・WEB広告・SNS・QRコードなど経路別の反響数を分析することで、集客施策の効果測定を行うことも重要です。

反響率・・・
ホームページのアクセス数に対して、どれくらい反響が発生したかを示す指標。反響数÷セッション数(後述)で算出することが多い。CVR(Conversion Rate)・キーイベントレートと呼ばれることもあります。WEB集客の効率性を示す数値であり、反響数と並ぶ最重要指標。反響率が低い場合は、ホームページの改善が急務といえる。反響数と同様、経路別の反響率も重要。一般的にSNSやQRコード経由の反響率は高く、WEB広告経由の反響率は低い傾向にあります。WEB広告経由の反響率は、ホームページの改善よりも広告のターゲット設定・配信設定を改善するほうが有効な場合があります。

反響単価・・・
集客施策の費用対効果を示す指標。費用÷反響数で算出する。CPA(CostPerAction)と呼ばれることもあります。反響率と同じく、集客効率を可視化する重要指標。WEB広告やポータルサイトの効果測定で用いられることが多いが、QRコード経由のホームページ反響数を補足することで紙媒体の反響単価を可視化するビルダーも増えている。コンテンツ制作などの外注費に対する投資対効果や、WEB施策のトータルコストに対する効果も算出可能です。

WEB広告・ポータルサイトの効果測定においては、来場予約ではなくカタログ請求の比率が高い場合もあるため、反響単価だけでなく来場単価・成約単価も把握したほうが効果測定の精度は高まります。

【重要度B】WEB集客の現状把握に有効な指標
セッション数・・・
ホームページへのアクセス回数を示す指標。Googleアナリティクスで計測することが一般的です。ホームページにどれだけお客様が訪れているかを示すものであり、WEB集客の好不調を判断する指標の一つです。ただし、WEB広告の配信方法変更や、SNSなどいわゆる"バズる"ことによって一時的に乱高下することもあるため、短期的な増減に一喜一憂しないよう注意したい。
SEO(検索エンジン最適化)に注力するビルダーの場合、検索エンジン経由のセッション数がSEOの効果測定指標となるため、定期的な確認が必須。

エンゲージメント率
Googeアナリティクスで計測できる指標の一つで、全セッション数のうち、一定以上じっくりホームページを見たセッション数の割合を示すもの(10秒以上の閲覧・2ページ以上の閲覧など)。セッション数がアクセスの「量」を示す指標であるのに対し、エンゲージメント率はアクセスの「質」やホームページの「質」を測る指標です。前述の反響率と同じく、ホームページの改善が数値向上につながるケースが多いほか、WEB広告経由の数値が極端に悪い場合は広告側の見直しで改善する場合もあります。

平均エンゲージメント時間
Googleアナリティクスで計測できる指標の1つで、1セッションあたりの平均閲覧時間(ホームページが画面の最前面に表示されていた秒数)を示すもの。ユーザーがどれだけじっくりホームページを見ているか、エンゲージメント率よりも詳細に把握できる指標です。ホームページやWEB広告の改善が有効なのは反響率・エンゲージメント率と同様。また「エンゲージメント時間は長いが反響につながっていない」ビルダーの場合は、反響のための仕掛けを増やすことや導線を見直すことで反響率・反響数が改善するケースもあります。

【重要度C】状況に応じて役立つ指標
ユーザー数・・・
ホームページへアクセスした「人数」を示す指標。例えば1人のユーザーが3回アクセスした場合は「1ユーザー・3セッション」とカウントする。近年、IT大手によるプライバシー対策などの影響で、実際のユーザー数との乖離が大きくなっており、ズレが生じることを認識したうえで活用が必要。

新規ユーザー数
上記ユーザー数のうち、一定期間内におけるリピーターを除外した初回訪問者数。こちらもプライバシー対策などの影響で実情との乖離があるため、理解した上で活用したい。

広告表示単価・広告視聴単価
WEB広告費÷広告の表示回数または動画広告の視聴回数で算出。表示単価はCPM(CostPerMile)、視聴単価はCPV(CostPerView)とも呼ばれる。認知・ブランディングを目的としたWEB広告を実施する場合の効果測定に有効。

クリック単価
WEB広告費÷広告クリック数で算出。ホームページへの送客単価を測る指標であり、CPC(CostPerClick)と呼ばれることもあります。以前は重視するビルダーが多かったが、近年は反響単価もしくは表示単価いづれかが重要となるケースが多く、活用機会は減少しています。

                          ※株式会社住宅産業研究所「TACT」参照