スマホファースト、本当にできていますか?

スマホファースト、本当にできていますか?

皆様こんちには、
このブログをお読みの会社様で自社のホームページがスマートフォンに対応していないという会社様は殆どないだろうと思います。
ホームページアクセスの7~8割がスマホ経由という会社も珍しくなくなっており、ホームページ戦略においてはスマホでの見やすさ・使いやすさを最優先に考えるという考え方が一般的になっています。
しかし、さまざまな住宅会社のホームページをスマホで見ると、スマホファーストとは言い難いものが多い。今回は多くのホームページで目にするスマホファーストではない事例を揚げてみます。

1.情報の見やすさの問題お客様のスマホ画面は想像以上に小さい
スマホファーストが不十分なホームページの特徴は大きく2つ。まず一つ目は「情報の見やすさ・探しやすさ」に関する問題。特に、TOPページのバナーやイベント告知画像などに掲載している文字が小さく見ずらいというものは多い。チラシの画像をそのまま掲載するケースもよく目にするが、非常に見づらくお客様への訴求力が極めて低い為、ホームページ用に告知画像を別途制作した方がいいでしょう。

また、これら画像の制作を外注でなく自社内で行っている会社は多いと思いますがパソコンの大画面で画像を制作した後はスマホで見え方を確認するという基本動作を徹底した方がいいでしょう。
外注する際もスマホへの意識が不足している制作会社は少なくないので画像を納品された際には確認が必須です。近年のスマホは画面の大型化が進んでいるが、実際に普及しているスマホは小型のものが多い点も注意しておきたい点です。

今年の5月にMMD研究所が発表したスマートフォンOSシェア調査によるとiPhoneユーザーがメイン利用しているスマホの1位は現在発表されているiPhoneの中でも最も画面サイズが小さいiPhoneSE。画面の横幅は約5.8㎝で、実際にホームページを表示した際の画像幅はもう少し狭くなる。大きなスマホだけでホームページを確認していると小さなスマホで見ている多数派ユーザーの見え方に気づかない可能性があるので注意が必要です。

情報の見やすさ【スマホファーストではない】事例
●TOPページのバナーに記載している文字が小さくて読めない
(ホームページのほか、WEB広告のバナーなどでも起きるケースあり)
●イベント情報にチラシの画像を掲載しているが、何が書いてあるのか分からない
●文字のフォントサイズが小さくて読みにくい
●逆に文字のフォントサイズが大きすぎて必要以上に画面を占領しており読みにくい
●パソコンではきれいに見える画像やボタンが、スマホではレイアウトが崩れていて見えが悪い
●強く訴求したい内容がパソコンでは目立つ位置にあるがスマホでは埋もれている
●追従ボタン(画面をスクロールしても常に表示されるボタン)が大きすぎて本来見せるべき情報が隠れてしまう

2.ホームページの使いやすさWEB担当者だけでなく多くの目で確認を
スマホファーストが不十分なホームページのもう一つの特徴はホームページの使いやすさに関する問題。ホームページ内で情報を探す段階、見たい情報をタップして別のページへ移動する段階、来場予約やカタログ請求のためにフォームへ情報を入力する段階など、あらゆるステップでお客様が迷子になったり、使いづらさを感じる可能性のある問題が発生している。

日常的にスマホでホームページを見ていればすぐ気付くレベルの不具合が、そもそもホームページをパソコンでしか見ていないことが基本的な問題だろう。改めて、スマホでのチェックは必要となります。

WEB担当者だけでなく、他の社員さん含めた複数人数でチェックしてみると良いでしょう。
「TOPページ⇒建物紹介⇒実例紹介⇒モデルハウス紹介⇒来場予約」理想的な反響獲得ルートに沿って操作するのもおすすめです。真のスマホファーストはただホームページをスマホに対応させるだけでなく、日常的にスマホでの見やすさ・使いやすさを意識し、改善を重ねることです。パソコンの画面でホームページを眺めているだけでは、問題点はなかなか見つからないのです。

ホームページの使いやすさ【スマホファーストではない】事例
●ボタンやバナーが小さすぎて押すことができない
●メニューが雑多で必要な情報がどこにあるか分からない
●そもそもメニューボタンがどこにあるのか分からない
(三本線だけではメニューと分からないユーザーもいる)
●画像や動画を掲載しすぎてページの読み込みに時間がかかる
●演出に凝り過ぎてなかなか必要な情報を見ることができない
(SKIPできないオープニング画像・ゆっくりとした表示など)
●TOPページの情報が多すぎて必要以上に縦長になり、見せたい情報にたどりつきにくい
●カタログ請求フォームに沢山のカタログが延々と表示され、なかなか先に進めない
●フォームの入力項目が多すぎてスマホで入力しづらい

                          ※株式会社住宅産業研究所「TACT」参照