Instagram・Twitter・YouTube・LINEどれに注力する?

Instagram・Twitter・YouTube・LINEどれに注力する?

皆様お世話になっております!今回はSNSの活用方法について解説します。
住宅業界でもSNS・動画サービスなどを通じたPRが重視されるようになって久しいです。自社ホームページがWEB集客の要であることは間違いないのですが、様々なサービス・メディアへの露出を高めることは、特に検討初期段階のお客様への認知獲得・ファン化において重要です。
しかし、多種多様なメディアにすべて注力することは難しい...という会社さんも多いでしょう。そこで今回は総務省が先般発表したデータをもとに利用率の高い(優先的に注力すべき)メディアと、集客活動における各メディアの活用方法を解説します。

【1位】LINE(92.5%)
もはやメディアというよりもインフラに近い存在であり、一時取得者層のボリュームゾーンとなる20・30代の利用率はほぼ100%。お客様と営業担当者との連絡ツールとしての利用は多いが集客では以外と活用しきれていない会社が多い。
LINEで効果を期待できるのは「再来場促進」。モデルハウスなどで友達登録を促進し、メルマガのように見学会情報や施工事例などを定期配信する会社は多い。さらに、イベント開催時にクーポン配布機能を利用して「LINE友達限定プレゼント」を用意したり、ポイントカード機能(LINEショップカード)を利用して「〇回来場でプレゼント」などの特典を用意し、リピーター化を図る会社もある。来場客ランクアップ施策の一環として、活用の価値は高い。

【2位】You Tube(87.9%)
LINE同様に説明不要のメディアであり、20・30代では100%に近い利用率です。
近年は多くの住宅会社が積極的に取り組み、レッドオーシャンの様相を呈しているため、発信内容・反響獲得の仕掛けには、さらなる工夫が必須となります。

【3位】Instagram(48.5%)
全体での利用率は以外と低いものの若年層に強く、20代では8割近く、30代でも6割近くにのぼる。
「住宅会社のSNS活用」と聞いて真っ先に思い浮かべる読者の方も多いかと思います。そのためYou Yube同様、競争激化によるレッドオーシャン化が進んでおり、投稿内容は一層のレベルアップが必須です。Instagram広告の併用ももちろん有効です。
一方「フォロワーは増えているが反響につながっていない」という声も多い。イメージ訴求によるファン化ももちろん重要だが、来場予約やカタログ請求につながる動線の強化・見学会などと連動したインスタライブなど、フォロワーを次のステップに進めるための仕掛けにも拘りたいところです。

【4位】Twitter(46.2%)
住宅会社ではほとんど注目されていないが、見逃せないのがTwitterです。利用率は20代でInstagramと同率、30代ではInstagramを上回っている。
Twitterの強みは拡散力。「いいね」「リツイート」によって、投稿がユーザーからユーザーへと広がり、認知・ファン化につなげることが可能です。Instagramの「いいね」には拡散力がほぼ無いため、大きな優位性と言えるだろう。また、Instagramには劣るものの画像・動画投稿機能も一通り備わっており、住宅会社との親和性も決して低くない。
ユーザー数が多いにもかかわらず住宅会社の活用事例はほぼ皆無で、住宅メーカー・大手ビルダーでも公式アカウントさえ開設していない会社が多い。You Tube・Instagramとは逆に、集客活動のブルーオーシャンと言えるかもしれません。

【5位】Facebook(32.6%)
全体的利用率はInstagram・Twitterに比べて見劣りするが、年代別で最も利用率が高いのは30代であり、住宅会社にとっては利用価値のあるメディアと言えるでしょう。
かつて多くの住宅会社で集客活用を模索した時期もあったが、現在はFacebookの意向もあり、企業の露出は広告でなければ難しい。Instagram広告と並行配信できるため効率的に顧客獲得を図りたいものです。

【6位】TikTok(25.1%)
全体利用率は25%程度ですが20代以下の利用率は高く今後の集客活用におけるポテンシャルを秘めているといえます。

                              ※株式会社住宅産業研究所[TACT]参照