新「Googleアナリティクス」導入はお済ですか?

新「Googleアナリティクス」導入はお済ですか?

1.未導入の会社は大至急対応を 導入済の会社も設定内容を再確認
多くの住宅会社が利用しているホームページ分析ツール「Googleアナリティクス」現行バージョンが7月1日で使えなくなります(現行バージョンUAを終了しGA4へ完全移行するため)

GA4の導入作業は終わっていますか?現時点で未導入の会社は、7月以降自社のアクセス数・反響などの「前年比での比較」ができなくなり、ホームページ分析・改善に支障をきたす恐れがあります。社内のWEB担当部門や社外の協力会社などに依頼し、早急に導入作業を完了しましょう。

既に導入済の会社もGA4が正しくデータ収集できているか、改めて確認しておきましょう。特に現時点の実務でUAを使っている場合は「GA4を設定したつもりだったが必要なデータを取れていなかった」という事態は避けなければなりません。

■自社HP分析ツール「Googleアナリティクス」新バージョン移行のポイント
・現バージョン(UA)は2023年7月1日をもって利用不可
・新バージョン(GA4)を導入すれば、ホームページ分析サービスは引き続き利用可能
・UAとGA4は異なるツールであり、過去データの引継ぎも不可能
・そのため、早急に自社ホームページへGA4を導入する必要あり※UAとGA4は並行稼働が可能
・GA4の使い方は7月までに覚えれば問題ないがまだの場合早急に習得を推奨

2.お客様情報を「より深く」分析可能 自社ホームページ改善手法を見直す契機
GA4はUAに比べると、ホームページにおけるお客様の行動を「より深く」見ることができる。例えばUAでは収集が難しかった以下のようなデータがGA4では手軽に取得できる

・モデルハウス情報ページを見たユーザーのうちページを最後まで閲覧したユーザーの割合
・モデルハウス紹介動画の再生回数・動画を最後まで再生された回数
・モデルハウス来場予約に至ったユーザーのホームページ訪問~予約完了までの行動

これらのデータがあれば「来場につながるお客様はどのような情報を求めているのか」「ホームページに掲載している情報はお客様の関心に合致しているのか」といった考察が可能になるため課題発見・改善施策の検討もスムーズです。

ホームページ改善でデータを活用せず「なんとなく気になる箇所を修正する」という会社も少なくない。勘や経験ももちろん重要なのですがやはりデータに基づく改善の方が成功の近道です。しかも、GA4登場によって、お客様の行動を「より深く」知ることが可能であり分析の精度は更に高まることでしょう。GA4の導入は自社ホームページの改善手法を見直す契機にもなります。

                              ※㈱住宅産業研究所「TACT」参照