トップページ分析でホームページの改善点を知る

トップページ分析でホームページの改善点を知る

Googleアナリティクス(アクセス解析ツール)を活用した、自社ホームページの改善手法を解説します。
今回は、ホームページの顔となる「トップページ」の分析例を紹介。
自社のホームページを通じてお客様に自社への関心を高めていただくためには、トップページでの適切な誘導が必要です。お客様の求めている情報と自社の伝えたい情報をバランス良く、かつ分かりやすく配置することが求められます。
Googleアナリティクスを利用して、トップページにアクセスしたお客様の行動を読み解き、改善のヒントを発見しましょう。

【分析1】次にどのページへ進んでいるのか?
まずは、トップページを見たお客様が、次にどのページへ進むことが多いのかを確認する。
「ランキングの上位のページ=お客様のニーズが高いコンテンツ」であることは言うまでもないでしょう。

意外と多いのが「トップページの目立つ位置に掲載していないページがランキング上位にある」というケースです。このようなページはお客様のニーズが特に高いと考えて良いでしょう。トップページのより目立つ位置に配置することで、自社のPR効果を高められる可能性があります。同時に、該当ページの内容を充実させ、お客様のファン化を図ることも検討したいところです。

【分析2】見て欲しいページに進んでいるか?
多くの会社のホームページは、自社がお客様に見せたいページ(=伝えたい情報)へのリンクを、トップページの目立つ位置に掲載しています。先程のランキングを見ることで、お客様が自社の意図したページへ進んでいるかも確認が可能です。

お客様が意図通りのページへ進んでいれば問題ないが、思うようにお客様が動いていない場合は、トップページ内での訴求方法を見直す必要があります。該当ページに誘導するための文言や画像などを差し替えたり、トップページ内の掲載位置を変更するなどの改善策が考えられる。それでも改善しない場合は「そもそもお客様のニーズが少ない」と考えられるため、訴求の優先順位を下げることも検討すべきでしょう。

尚、以上の分析はホームページにアクセスした全てのお客様データを対象にするよりも、「スマートフォンでアクセスしたお客様」のみに絞ることをおすすめしたい。スマホとPCでは、トップページの見え方も、お客様の行動も大きく異なるからです。
本来はスマホ・PC双方で分析・改善を行うのが理想だが、時間・人員に限りがある場合は、まずはスマホから改善をスタートするのが良いでしょう。

                           ※株式会社住宅産業研究所「TACT」参照